有限会社セルケンは主軸のフレを機械上で再研削修正する専門会社です。
1.精度はどの程度出ますか? 主軸BRG、引上げ装置(コレット爪の摩耗、及び破損)不具合がない場合は M19の位置でテストバーの着脱位置を90°変えテストバー300㎜先端で0.01
程度、口元は0に近く出ます。 機械を内面研削盤に見立てるため
2.精度が出ない場合は? 出ない原因を追究します。 主軸BRGが不具合の場合は2段フレ、引上げ装置の不具合の場合(斜めの力でテストバーを引っ張ている。)
テストバーのプルボルト
を外しテストバー300㎜先端をセンターで押してフレを測定します。その時のフレが0.01位に出ていれば引上げ装置の不具合が影響していると判断します。
BT40、BT50のテーパ穴で決まれば斜めの力は影響しない考えられますが、現実は違います。当方の過去の実績から
3.面精度は BT50で 面粗さ Ra0.1 Ry0.64 Rz0.42 テーパ部内面に放射状の送りマークが出る可能性があります。主軸駆動の歯車の固有振動が出る為。
4.クランプ力は クランプ力はゲージラインが後退するので低下します。 事前にプルボルトの背面に0.5のシムえお挟みクランプ力を測定します。BT50は10KN、BT40は4KN、BT30は
1.5KN以下の場合は工事を遠慮させて頂きます。
一般的に皿ばね等の場合はクランプ力の低下は極端にありません。 倍力(トグル)機構を使用している場合はクランプ力が無くなる可能性があります。
(テコの原理で 押し付けるストーロークが消滅するで)
5.何回位研磨できるか? 主軸の硬化層とクランプ力に影響します。
主軸硬化層は浸炭、窒化共 メーカは片肉0.5の深さでHV615以上 HRC換算で56以上を指示しています。 現実的に片肉0.2まで硬化層がある判断すると
ゲージラインの後退量1.38になります。過去の実績からゲージラインの後退量は最大0.3程度です。クランプ力を回復すれば、4回程度は再研削可能と判断します
6.主軸材質は 浸炭、窒化、メッキ、(セラミックCBN砥石使用) に対応出来ます。 (メッキは倉敷機械製 、セラミックは森精機製使用されています。)
7.専用機なので研磨機が設置出来るのか? 当社の研磨機は軽量のため、研磨機が設置出来る様治具等を設けます。※ラインの専用機の実績は数多くあります。
8.費用は 文書で見積りします。 口頭で概算見積します。